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第3回MUDコンペティション審査結果

審査結果

 全日本印刷工業組合連合会・MUD推進プロジェクト(委員長;森永伸博)では、全ての人に優しく、より多くの人が快適に利用できることを目的としたユニバーサルデザイン思想の一環である「メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)活動」に取り組んでおり、ユニバーサルデザインに対応した印刷物をはじめとする様々なメディアの研究を進めています。

 この取り組みの一環として、一般社会に対してMUD活動の意義と必要性を広くアピールするとともに、印刷業界においても技術の向上を目指すことを目的として、昨年度に引き続き「第3回メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)コンペティション」を開催し、全国から173点のご応募をいただき、厳正なる審査の結果、22点の入賞作品を決定いたしました。

入賞者は以下のとおりです。

第3回 メディアユニバーサルデザインコンペティション 入賞者一覧

企業・学校名 出品者 作品名 都道府県名
最優秀賞
(グランプリ)
株式会社日進堂 印刷所 佐久間 信幸 「こおりやま ユニバーサルデザイン」
パンフレット
福島県
岡山県立大学 髙橋 宏明 子ども向けワークショップチラシのデザイン 岡山県
優秀賞
(準グランプリ)
株式会社武揚堂 三村 慎治 さいわいガイドマップ 東京都
株式会社長英 益永 貴広 防災パンフレット 東京都
株式会社明昌堂 新潟支社 デザイン課 MUDごみ分別カレンダー 新潟県
カラーユニバーサルデザインエキスプレス 小粥 将直 椎津川・村田川 洪水ハザードマップ 千葉県
岡山県立大学 高橋 愛 Happy Schedule 岡山県
山口芸術短期大学 濡田 亜矢 MUD植物図鑑 やまぐちオリジナルユリ
~プチシリーズ~
山口県
佳作 株式会社協進印刷 今野 良次、
黒田 怜子、
秋山 秀一
横浜市緑区
みどり車いすガイドマップ4種
(長津田地区・十日市場地区・中山地区・鴨居地区)
神奈川県
NPO法人 ユニバーサルデザイン・結 冨樫 美保 UDすごろく「まちなかぐるぐるゲーム」 福島県
大阪シーリング印刷株式会社 東京企画課 UDを意識した食品用一括表示ラベル 大阪府
利根川印刷株式会社 江口 隆敏 2010 .tonegawaカレンダー 東京都
相互印刷工芸株式会社 田村 恵 数字が大きい切手 東京都
株式会社進和クリエイティブセンター UD電子紙芝居「かいだん王国のエレベーター」 福島県
正文舎印刷株式会社 創造促進室
成田 貞行
北のUD事例集 北海道
杉山メディアサポート 株式会社 鈴木 瀬奈 おりがみのメディア・ユニバーサルデザイン化 静岡県
山口県印刷工業組合 山口県印刷工業組合 業界イメージアップポスター
(中小企業人材確保推進事業)
山口県
岡山県立大学 酒井 夏実 ETC料金割引表の改善 岡山県
岡山県立大学 井上 斐香 MUD色鉛筆 岡山県
山口芸術短期大学 渡川 由加 お手軽お料理早見表 山口県
山口芸術短期大学 内田 春香 電話でつながるこころ 山口県
福島学院大学短期大学部 情報ビジネス科 佐藤 政樹 人の間 福島県
審査員特別賞 山口芸術短期大学 山口県

入賞作品

最優秀賞 (グランプリ)

  • 作品名:「こおりやま ユニバーサルデザイン」パンフレット
    株式会社日進堂印刷所(福島県) 
    佐久間 信幸


〔工夫点〕

UDについて考える「一般向け」「子ども向け」パンフレットを作成。併せて、UDキャラクター「こころころ」を創った。
●「一般向け」 SPコードを付け、内容を音声で再生。大きく見やすい文字を使用し、色弱者にも見やすい色づかいを心がけた。イラスト・写真を多用。
●「子ども向け」 イラストを多用。ドアノブの事例を導入とし、授業で使えるように構成。小学4年生以上で習う漢字にルビをふった。
●UDキャラクター「こころころ」市のキャッチフレーズ「心とこころみんなで奏でる思いやり」を正十二面体で表現。2つのハートで「心とこころ」を、10色の顔で「十人十色」を表している。

〔審査委員長講評〕

 UDへの各種の配慮を啓発する冊子資料であるが、単品でなく一般向けのパンフレット、子ども向けのパンフレット、市のキャラクターを利用したUD訴求グッズの3点からなる。一般向けパンフレットは豊富な事例写真でUDへの配慮を解説するとともに、文字の大きさやデザイン、見分けやすい色調などが細かく工夫され、SPコードによる音声再生機能もつけるなど、それ自体がUD配慮の教科書のようになっている。
 子ども向けパンフレットはストーリー性を持たせて問いかける内容で、授業で使いやすいように工夫されている。それぞれ単体でも同種の目的の他の応募作品よりも高いレベルである上に、大人から子どもまでを対象にした複合媒体を利用した唯一の作品であり、非常に完成度が高かった。

最優秀賞 (グランプリ)

  • 作品名:子ども向けワークショップチラシのデザイン
    岡山県立大学(岡山県)
    髙橋 宏明


〔工夫点〕

 岡山県総社市の商店街通りにて2009年9月に開催された、「れとろーど’09」という街おこしのイベントに出店した、子どもとその家族を対象としたワークショップ「ぞうぐらさん小学校」のチラシを制作した。
 「色の限定」、「アイコンの使用」、「文章」、「『表』と『裏』の差」の4つの点で、見る人にとって分かりやすいかどうかに注意し、情報の整理と簡略化を行った。同時に硬すぎず、親しみのあるデザインを目指した。

〔審査委員長講評〕

 商店街が企画したイベントで行われた子ども向けワークショップの告知チラシを題材にしたデザインである。小学校の入学パンフレットの体裁をモチーフに作ってあるが、目を惹く黄色を基調にしたオモテ面と分かりやすいアイコンを並べたウラ面がよく対比されている。
 見分けやすいように色数を少ない数に絞っているにもかかわらず、色を効果的に配置することで非常にカラフルな印象をかもしだしている。とぼけた印象のイラストも完成度が高い。
 全体として子どもの理解度によく配慮し、しかも子どもだからといって変にレベルを下げることもなく、情報を有効に使える工夫が隅々まで行われている。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:さいわいガイドマップ
    株式会社武揚堂(東京都)
    三村 慎治


〔工夫点〕

 色の見分けがつきにくい方にも見やすいように配慮した地図を作成した。
 文字情報を重要度に応じて分類し、色の情報だけではなく大きさ、書体、記号などをうまく使い分けて読み取りやすいものにした。また、特に重要だと思われる市の施設や公共施設に関しては、文字の背景に白縁を入れることで背景色と同化しないよう心がけ、位置を示す指示点を大きくしてより明確に区別できるようにしている。

〔審査委員長講評〕

 一見ふつうの市街地図であるが、細かい部分が実によく工夫されており、非常に見分けやすくなっている。街区ごとの配色を派手すぎず、しかし差が分かりやすい色で塗り分け、文字は重要度に応じてサイズや書体を細かく分類し、適度な白フチで背景から浮きたたせるようにしている。
 地図のように多くの情報を盛り込む必要がある印刷物は、少しでも配慮を怠ると非常に見づらいものになってしまう。他の製品以上に細かい配慮が要求され、今後もさまざまな工夫や提案が期待される。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:防災パンフレット
    株式会社長英(東京都)
    益永 貴広


〔工夫点〕

 作品を作る際、対策編の4つを分かりやすく区別することを考えながらデザインした。特に一番気をつけた点は、全体的なイメージが暗くならないように注意して、気軽に見ることのできるパンフレットを目指したことである。
 タイトルの文字は各章のテーマカラーに近づけて色分けし、小見出しとの差別化を図り、はっきりと読みやすくしている。本文はUDフォントを使い、文字詰めや行間はなるべく空けて文章を読みやすくするとともに、余白もできる限り多く取り、窮屈には感じられないようにしている。

〔審査委員長講評〕

 防災への備えを啓発するパンフレットであるが、恐怖感をあおりがちな内容にならず、明るい基調で親しみやすさと安心感を演出している。防災では重要な注意事項が多岐にわたるため、すべてを強調しようとする結果、ごちゃごちゃ見づらい冊子になってしまう危険が大きい。
 この作品では章ごとにテーマカラーを設けて文字色も連動させることで、項目ごとの違いを分かりやすくし、工夫されたデザインの分かりやすいイラスト等と相まって、実用性を高めている。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:MUDごみ分別カレンダー
    株式会社明昌堂 新潟支社(新潟県)
    デザイン課


〔工夫点〕

① 従来のごみ分別カレンダー同様、ごみの種類別の色分けに加え、アイコンを添えた。
② アイコンや文字色には、色弱者が判別しやすい配色を施した。
③ カレンダー周囲のデザインは、色弱者・健常者とも見て楽しく、美しいと感じる図案を配置した。

〔審査委員長講評〕

 これまでのコンペティションを通じて見やすいカレンダーの工夫はだいぶ定着してきた感があるが、さらに難易度の高い事例として、分別ゴミの回収日情報を組み合わせたカレンダーがある。
 いくつかの作品が応募されたが、この作品はゴミの種類を分かりやすい色調の色と、直感的に理解しやすいイラストを併用して大きく示し、遠くから見ても回収日のパターンがすぐ理解できるように工夫している。
 カレンダーの周囲には、対照的に細やかな色調のイラストを配して対比させているが、このイラストも濃淡や模様を上手に使って、どのような色覚の人にも美的に感じられるデザインを工夫している。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:椎津川・村田川 洪水ハザードマップ
    カラーユニバーサルデザインエキスプレス(千葉県)
    小粥 将直


〔工夫点〕

 前回グランプリを受賞し、それをアピールしながら実際の仕事を受注した。クライアント(市役所)にも全幅の信頼をおいていただけたので、とてもスムーズに仕事が進んだ。
 色については、国交省が推奨しているものを使い、それをMUDに対応させていった。UDフォントは前回同様、積極的に使用した。

〔審査委員長講評〕

 前回のコンペティションでグランプリを獲得した制作者が、その成果をもとに実際に行政から受注して制作した作品である。コンペティションの優秀作がこのようにして実用に供されることは非常に喜ばしい。避難方向を矢印で示すなどの前回同様の工夫に加え、川の流れの方向を矢印で示すなど、さらに改良を加えている。
 また、前回は地図単体だったが、今回は解説パンフレットも作成され、その中の洪水水位のイラストなども配色やデザインなどに工夫して、非常に分かりやすいものになっている。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:Happy Schedule
    岡山県立大学(岡山県)
    高橋  愛


〔工夫点〕

 本作品は幼児・小学生を対象としたスケジュールボードである。ピクトグラムと文字で日程を表示するようにしたため、健常児はもちろん、聞き取りを苦手とすると言われる発達障がいが見られる子どもにも利用しやすい形を心がけて作成した。
各スケジュール用のピクトグラムの裏には動物のイラストを付け、終えた項目のピクトグラムを裏返すことで「終わり」を知らせられるとともに、子どもに達成感を与えられる仕組みにした。

〔審査委員長講評〕

 食事や買い物などのスケジュールと時計の布製のイラストパネルを、内蔵の磁石でボードに貼り付けて並べることで1日の予定表を作る、幼児や発達障がいの子どもも楽しく遊べるような教材である。済んだスケジュールのイラストパネルを裏返すと、動物のイラストが出てくる。1日が済めば、全部が動物に変わるわけである。
 実際に動かせる時計の針や、味わいのあるデザインの各イラストパネルのピクトグラムなど、子どもの興味を惹くように作られている。布で構成された作品は現時点の印刷技術では再現することも大量制作することも難しいが、ぜひチャレンジして実現させてみたいと思わせる作品である。

優秀賞 (準グランプリ)

  • 作品名:MUD植物図鑑 やまぐちオリジナルユリ ~プチシリーズ~
    山口芸術短期大学(山口県)
    濡田 亜矢


〔工夫点〕

 今回テーマにした「やまぐちオリジナルユリ ~プチシリーズ~」は、知識の無い人が見るとほとんど同じような植物に見えるが、知識の有無により異なる「ものの見え方」があることに着目し、新しいMUDの提案として知識のバリアの発生を防ぐ「植物図鑑」を制作した。
 具体的には、知識を補うものとしてピクトグラムを活用するとともに、図版が分かりやすいように3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)を使用している。

〔審査委員長講評〕

 これで3回連続の優秀賞受賞となる山口芸術短期大学の作品である。一見ほとんど同じに見えるユリの花、葉、枝、根などの細かな品種ごとの違いをイラストで説明し、知識を持って見ることで初めて気づく違いというものに気づかせる。図鑑に使われている通常の写真や絵では、1枚1枚の構図が違うために植物の各部分のどこが同じでどこが違うかが往々にして分かりにくい。
 この作品では植物をすべて同じ形の三次元CGで構成することで、差のある部分だけがわかりやすくなっている。緻密な作業と色や形の美しさに加え、科学的な啓発内容も備えた意義深い作品である。


講評ならびに今後の課題

2009第3回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション
審査委員長 伊 藤  啓
(東京大学分子細胞生物学研究所)

 第3回のメディア・ユニバーサルデザインコンペティションは過去2回と異なり、NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会としての積極的な作品応募の告知は行わなかったにもかかわらず、前回よりは少ないが173点もの作品が集まった。ユニバーサルデザインへの関心が幅広く浸透してきていることの表われであると考えられる。回を重ねるごとに全体的な作品の質も高くなってきており、特に、以前は見受けられたような明らかにデザイン上の問題点を抱えた応募作品が非常に少なくなった。これは、コンペティションの継続的な開催を通じてメディア・ユニバーサルデザインへの理解が広がるだけでなく、技術的なレベルの底上げも進んでいることを示している。印刷に携わる幅広い人たちの技術向上や制作物の価値向上に寄与できていることは大変喜ばしい。

 私たち現代人が日常生活で目にするもの、身の回りにあるものの多くは、何らかの形で印刷が施されている。印刷は私たちが生活する環境の快適さを大きく左右する非常に大きな要因だといえる。エコロジーやゴミの分別など環境への配慮が重要視される現代社会において、印刷物も生活環境の一翼を担う要素として、ユニバーサルデザインによる快適性を追求することがますます大切になっている。

 前回同様、審査に当たっては応募作品を類似のジャンルごとに細かく分類して比較した。また選考に当たっては、

  1. 色弱や白内障、弱視など、視覚の特徴にかかわらず見やすいものになっているか?(色弱については、各タイプの色弱の審査員が見て、実際に見やすいかどうかを選考の大前提とした。)
  2. 色を上手に使っているか?(色を使わなかったり、色数を極端に制限すればよいというわけではない。また、形や模様の違いなどで見分けやすく配慮されていれば、色の使い方はある程度自由でよい。)
  3. 実用性もしくは実現可能性に優れているか?
  4. デザインとして美しいか?
  5. 実際の使い勝手をよく考慮しているか?
  6. 新しい創意や工夫が見られるか?

の6点に重きを置いた。

 それぞれのジャンルの中から優れた作品数点を選び、一次審査として数分の一に絞り込んだ。二次審査ではこれらの作品を横断的に比較し、多くの点で優れた面が見られた作品を優秀賞、多少課題はあっても趣旨や将来性を勘案して優れた点が評価できる作品を佳作とした。さらに優秀賞の中から、特に優れたものを最優秀賞とした。また、20歳前後の学生の応募であるにもかかわらず、過去3回連続して一般部門の最優秀作品に匹敵するレベルの極めて優秀な作品を輩出している山口芸術短期大学に、審査員特別賞を授与することに満場一致で決定した。

 上位の作品のレベルは大変拮抗しており、優秀作品の選定は難しかった。しかしその一方で、飛び抜けた作品や、新たなチャレンジやあっと驚くような試みがなされている作品が少なめだったのが多少気になった。コンペティションが回を重ねることによってある種の定型的な文法が出来てきてしまい、「ユニバーサルデザインに配慮するためにはこうすれば良い」と、型にはめて作成しているように思われる作品が多く見受けられた。これはユニバーサルデザインが一部の人によるチャレンジでなく、各企業の普段からのルーチンな取り組みへと進化していることの表われであり、本来は大変良いことである。しかし一方で、コンペティションへの応募作品としては少々物足りないというのも事実である。このコンテストは一定の基準に達したものを認証するのが趣旨ではなく、ユニバーサルデザインを実現するための新しい発想や従来にない工夫を、また結果だけでなく熱意や努力を評価するのが大きな目的のひとつである。型にとらわれずにさまざまな分野の、さまざまな作品が今後も出てくることを期待したい。

 今回は学生の部と一般の部を分けて審査を行ったが、学生部門では発想が面白く、今後の可能性を期待できる斬新な作品があり、心強かった。特に、視覚だけでなく手触りなど他の感覚も加えた、五感で良さを感じ取れるものがいくつも見受けられた。技術的に難しいことではあるが、目だけでなくもっと五感に訴えることができる商品をオフセット印刷で提供できる仕組みづくりができると良いと感じる。

 昨年度も指摘したが、フォントの使い方ではUDフォントを使えばユニバーサルデザインに配慮できたと考えられがちな面が今年も感じられた。ユニバーサルデザインへの配慮が官公庁などの制作物で重要視されるようになる中で、UDフォントの使用がセールスポイントになっている面は否定できない。しかし文字の見やすさはデザインとの調和が重要であり、そこがクリアされれば必ずしもUDフォントにこだわらなくても良いし、調和が悪ければUDフォントを使っても見づらいものになってしまう。最近になって、各社からさまざまなタイプのUDフォントが発売されるようになった。それらはサイン用・本文用などの使用目的や、一般の人への見やすさを重視するか視力が低い人への見やすさを重視するかなどの設計思想において、いろいろな違いがある。今後はUDフォントの上手な使い分けも重要な要素になってくるだろう。

 入選作品に選ばれたような印刷物が実用に供され、市場で普及すれば、より多くの人にとって親切で分かりやすい印刷物環境が実現できる。受賞された方々は、ぜひ作品を実際に市場に出せるように努力し、すでに市場に出している方はさらに普及を促進できるようにご尽力いただけるとありがたい。